Kuu Aqua free seriesの開発ストーリー

プロとして妥協しない。納得いくクオリティを極めて生まれた

理想のシャンプー

「原料に一滴も水を含まない」ヘアケア商品を、なぜ作ったのでしょうか。水を使わずに作ることで、髪にどのようなメリットがあるのでしょうか。
その答えには、『Kuu Aqua free series』開発者で元ヘッドスパニスト、片山佑那の「いままでにない、理想のヘアケア商品に出会いたい」という強い想いがありました。

プロが心から納得するヘアケア商品は

圧倒的に少ない。そのワケは

世の中には、サロン用ヘアケア商品が数多く販売されています。そんな中、あえて新たに『Kuu Aqua free series』を作ろうと思ったきっかけは何ですか？

片山：弊社運営のヘッドスパ「Kuu」で使用するヘアケア商品を選ぶ際「せっかくなら、予算や売り手側の都合を考えず、ただただお客様の頭皮と髪を美しくするため、10年先も健康な髪でいてもらうためだけのヘアケア商品を作りたい」と思ったことがきっかけです。

私は20歳で美容師になり、その後、ヘアケア製品メーカーで働くなど、長くヘアケア業界に関わってきました。さまざまなヘアケア商品を使用するうちに、「しっかり洗浄しながら肌の乾燥を防ぐ商品は作れないのかな」「もっと香りの強さを抑えて、自然に存在するものに近づけたいな」など、私なりの理想のヘアケア商品像ができてきました。

私以外にも、多くのヘアケア業界の方々が同じような理想をお持ちだと思います。けれど現実には、美容師やヘッドスパニストが思う理想のヘアケアシリーズには、なかなか出会えません。その理由の一つが、開発予算やコストパフォーマンスの都合で、作りたくても作れないことが挙げられます。このもどかしさを代表の久保に話したところ、即「予算や原価のことは何も考えず、お客様の頭皮と髪を美しくすることだけを考えたブランドを作ろう！」と鶴の一声が返ってきて、『Kuu Aqua free series』の開発が実現しました。

ヘッドスパ「Kuu」自体、ストレスを『空』っぽにして、心おだやかに過ごしていただく時間がコンセプトです。日常から離れ、極上の安らぎを感じられる空間に身をゆだねていただきたい。そのためには、使用するヘアケア商品にも豊かな時間と空間を感じられる香りや心地よさが必要です。ここに予算を惜しんではいけないという、久保の熱い思いがあってのGOでした。

予算を気にせず品質にとことんこだわって生まれた

「Kuu史上最高」のヘアケアシリーズ

これまでにない商品作りとなると、苦労もあったのでは？

片山：私たちより、製造メーカー側が大変だったと思います。私たちはただ「頭皮と髪を最も美しく健康に導く成分と配合で、これ以上ないヘアケア商品を作りたい」とテーマを伝えただけで、それを具体化してくださったのは製造メーカーです。

製造メーカーは日頃、予算の中で最適な成分・配合を選び提案しています。そのため、最初に私たちのオーダーを聞いたときは「かなり原価が高くなりますよ」と言いながら、わざわざ原価を抑えた別案を出してくれました。

ですが、久保も私も「予算を気にせず、プロが最高だと思える成分と配合でお願いします」と即答しました。メーカー側も「それなら、常識を覆しましょう！」と、これまで予算の都合でどの企業も実現できなかった、製造のプロが本気で作りたい成分配合の存在を教えてくれました。それが「一滴も水を含まない、美容液シャンプー」でした。

一滴も水を含まない成分配合の

メリットは？

「一滴も水を含まない」と、頭皮や髪にどのようなメリットがありますか？

片山：一般的なシャンプー剤は、約50〜80%が水でできています。この水を、『Kuu Aqua free series』では美容液や化粧品などに使われる「加水分解コラーゲンエキス」に置き換えました。加水分解コラーゲンエキスは、コラーゲンに手間を加えて分子を小さくし、角質への浸透や保湿力を高めたものです。ひと手間をかける分、水よりも原価は高くなります。

加水分解コラーゲンに置き換えたことで、成分が角質層までしっかり浸透し、乾燥しがちな頭皮にうるおいを与えます。頭皮は、乾燥によってフケが出たり、かゆみがでたり、脂っぽくなったりしやすくなります。頭皮の保湿力をしっかりキープするだけでも、頭皮環境が整い、髪の健康を維持することが可能になります。

シャンプーには他に、リムベール®（フコイダン）というキューティクルを守る成分も配合しました。シャンプーやトリートメントは化粧品なので、抜け毛や頭皮の老化を治療する魔法の薬にはなれません。一方で、多くの方が毎日おこなうケアですから、毎日よいヘアケア商品を使っていれば、10年先、20年先も健やかで美しい頭皮と髪の状態を目指せます。

必ず使うシャンプーだからこそ

色や香りを選ぶ楽しさを

プラスしたい

トリートメントに比べシャンプーの種類が多いのはなぜですか？

片山：シャンプーは、とくに「必ず」使って欲しいアイテムなんです。そのため、トリートメントよりもバリエーションを増やして、色や香り、洗いあがりの感じを選ぶ楽しみをプラスしました。トリートメントは「しっとり」と「ふんわり」の洗いあがりから選ぶスタイルにしました。（2022年7月現在）正直なところ、シャンプーだけでもじゅうぶん保湿はできます。ただ、すすぐときに一定量の保湿成分も流されてしまうため、トリートメントで新たに補ったほうがいいです。

加えて、アウトバス商品も揃えました。「Kuuヘアセラム　オイル」は、ブリーチや紫外線焼けでパサついた髪をまとめるオイル、「Kuuヘアセラム　エマルジョン」は、オイルだとベタつく髪やライトなスタイリングをしたいときにお勧めです。頭皮環境のケア用に「Kuuスキャルプセラム」も用意しました。加水分解コラーゲンエキスとリムベール®が頭皮環境を健やかに整え、頭皮トラブルが起きにくい状態を維持します。

さらに「Kuuボディセラム」も作りました。肌になじませた瞬間、ジェルの中からコラーゲンエキスが弾けだし、角質まですばやくしっかり浸透します。全身用なので、顔にも使えますよ。頭からつま先まで、肌のすべてを『Kuu Aqua free series』で美しく健やかにしていただきたいと思っています。

シャンプーとトリートメント、お勧めの組み合わせを教えてください。

片山：基本的に、お好きな組み合わせで使える仕様になっています。「ふんわり」タイプと「しっとり」タイプがありますが、例えばシャンプーは「ふんわり」でトリートメントは「しっとり」でもかまいません。選ぶ目安としては、指通りよくサラサラにしたいときや、立ち上がりをよくしたいときは「ふんわり」、ダメージヘアを落ち着かせたり、まとまった仕上がりにしたいときは「しっとり」がお勧めです。

すべてのアイテムを試せるトライアルセットを作りましたので、まずは一通り試して、お好みの組み合わせを見つけていただけるとうれしいです。

長年の夢と構想が